建物表示変更登記

建物の表示の変更登記とは、建物の物理的状況又は利用形態が変化した結果、登記されている建物の表題部の登記事項に変更が生じた場合に、これを現況に合致させるための登記です。

建物の物理的状況又は利用形態の変化とは、建物に増改築などをして床面積を増減させたり、新たに自宅で商売を始めるにあたって居宅（一般の住居用家屋のことをいいます）を店舗に変更する場合のことをいいます。

〔詳しくは下記のどの様なお客様が対象になるのか？をご覧下さい！〕

この建物の表示変更登記は、表題部に記載された所有者又は所有権の登記名義人が表題の登記事項に変更の事由が生じた日から１ヵ月以内に申請しなければなりません。

建物表示変更登記はまず法務局で登記簿・公図・地積測量図・建物図面を調査し、依頼を受けた物件について所在・種類・構造・床面積・新築年月日、建物図面があれば形状と建物の位置（土地上にどの様に配置されているか）を丹念に調べます。

次に現場に赴き、調べた資料や依頼人の話をもとに現地において依頼物件が本当に変更を生じているかを調査し、床面積や構造が変更するのもので変更に伴う図面があればそれを元に、なければ独自に調査測量をします。

その後は調査の結果をまとめ、不動産登記法上の判断をしながら正確な図面を作成し（変更内容によっては図面がない場合もあります）申請書とともに法務局に申請します。